新年早々

みなさま どんな新年をお迎えですか。石川・新潟では大変なことになっています。何か、今年が、どんな年になるかを象徴しているようにも感じます。

ところで、年末のジャンボ宝くじ10億円に当たりましたか。当たった人は本当に希有な人なのでしょうね。これに当たる確率は、どうやら10キロの米袋を40個集めて、その全部の米粒の中のたった1粒らしい。つまり、400キロの米粒の中のたった1粒の10億円の当選券のために、昨年暮に、あれだけ、「🎶10億円~、🎶10億円~」と、まるで、宝くじを買えばみんなが10億円を手にできるかのような錯覚を生み出す大量のCMに何人もの人気芸能人が騒ぎたてていたけど、あれは、結局CMに多額のお金をかけただけで、99.9%以上の国民にとっては、なけなしのお金を当りもしない宝くじにつぎこませるだけのものだったわけだ。これを私は、意図的に創られている「国民総狂躁状態」というのです。「400kgの米の中のたった1粒」。そのためにあれだけ頻繁に流されたドンチャン騒ぎのCM。それを異常と思わなくなっている私たち。これは、ほんの1例です。

年末の東京新聞のコラムで、前川喜平さんが、書いていたことも、同じ問題意識によるものではないでしょうか。

というわけで、私は、正月早々から、偏屈じじいよろしく、世間に背を向けて過ごしている次第です。

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