「目の前の危機 緊急事態条項の恐怖」パンフの完成

20160702_104803

20160702_104836

パンフ「目の前の危機 緊急事態条項の恐怖」が完成しました。写真は、表
紙と、本文の中からの一部の抜粋です。
注文方法
● 御住所・御名前・電話番号・必要な冊数を記載して、下記にfax送信して 下さい。
03-3653-7606 江戸川憲法読む会
●それと同時に、下記口座に、1冊200円の計算で、代金を御振込下さい。送 料は、当方で負担します。
ゆうちょ銀行 00130-8-560183
「江戸川憲法を読む会」名義

残念ながら印刷の仕上がりは7月6日ですので、発送もその日からになりますので、参院選前の活用はあまりできないかも知れません。
しかし、参院選の結果によっては、自公が参院選の争点にすることを徹底して回避し続けた憲法「改正」の動きが、現実化していくことは疑いありません。
昨年の安保関連法の時、あれだけ多くの人々が、法案の内容の危険性を指摘して、それが立憲主義に反し、憲法の前文や9条に反するということで、国会前をはじめとして全国各地で反対運動をしていても、NHK・日テレ・フジや、産経・読売などが、ほとんどそういう動きを報じなかったことで、これらのニュースソースや聖教新聞にしか触れていない人々や、そもそも、ニュースそのものに無関心な人々は、安全保障法制の危険な中身を知らないままになっています。その結果が、安全保障法制の強行採決という無茶苦茶な暴挙がなされた後でも、安倍政権の支持率がほとんど変わらないという事実です。
参院選の後で起こるのは、憲法そのものを根底から変えてしまう緊急事態条項の新設です。そうした憲法「改正」を、国民の半数近くが、「知らない」「良くわからない」という状況のままにしておくわけにはいきません。それこそ、争点化を逃げ続けた自公や、それに追随してニュースから関連記事や報道をカットし続けている御用マスコミの思うつぼです。彼らは、皇太子の平和憲法の大切さを指摘する談話すらカットしているのです。それほど、彼らは、国民を「見ざる、聞かざる、言わざる」、もう一つ付け加えるなら「考えざる」状態に置くためにありったけの精力を注いでいるのです。
これに負けているわけにはいきません。誰か有識者を呼んで、講演会を開いて緊急事態条項の危険性について、話をしてもらう。それはそれで大切なことです。と同時に、もっと大切なことがあります。それは、そのような講演会には来てくれない人たちに、どうやって広げるかという問題です。それをしなければ、与党を支持する40数%の人々は、いつまで経っても与党を支持し続けることになるからです。この人たちが触れているマスコミが、大切なことを報じない御用マスコミであるなら、この人たちに大切なことを知って貰う手段は、「気づいた人」1人1人が、この人たちに、直接働きかけて真実を伝えていくことしかありません。
「気付いた人」全員が、自分の周りの「知らないし、良くわからないけど、何となく自公政権を支持している」という1人に、真実を伝える働きかけをして「そういうことなのか。それは大変だ」と「わかって」貰えるだけでも、政権支持者を半減させることも可能なのです。
このパンフは、そうした働きかけの時に活用して欲しいと願って、「シンプルで分かり易く」をモットーに作成したものです。憲法「改正」が現実問題となるこれからが、本当の出番と思っています。是非広げて下さい。

他人ごとではない。やっちまったイギリス国民。

国民投票でEU離脱が決まった翌日、離脱に投票した人々の1割を超える人が、「こんなつもりではなかった。やりなおしの投票をしたい」と言っていると報じられ、それとともに離脱決定後のイギリスでのインターネット検索の上位を「EUってなに?」「離脱するとどうなるのか」などの基礎的・基本的な事柄への質問が占め、今更そんなことを聞くのか、そんな基礎的なこともわからないまま離脱投票したのかと、驚かせています。
20160628_105915

日本よりはるかに民主主義の歴史の古いイギリスにしてこうなのです。14年の参議院選の結果の安保法制強行採決を目にしても、まだ4割を超える国民が政権を支持しているこの日本では、事態はもっと深刻です。選挙後に控える憲法「改正」による緊急事態条項の新設、それがどれほど恐ろしいものかほとんどの国民は知らされていません。今朝の朝日新聞が緊急事態条項を取り上げていましたが、残念ながら、それを読んでもその恐ろしさは十分伝わってきません。まして、産経や読売、NHKや日テレやフジなどの報道しか見ていない人たちには何も伝わっていないと考えるしかありません。
でも、これは「知らなかった」「やっちまった」で済ませるわけにはいかない重大な問題なのです。
そうした危機感に駆られて、江戸川憲法読む会では、緊急に緊急事態条項についてのわかりやすい解説のパンフレット「今ならまだ間に合う、その真実を知る。目の前の危機。緊急事態条項の恐怖」を作成しました。A5-16頁でイラストも入り、Q&A方式で解説しています。「やっちまった」にならないよう、このパンフを広げたいと思います。本当は無償配布にしたいのですが、資金不足のため、印刷費等の費用を捻出するため1部200円(送料別)で頒布します。1部と言わず5部でも10部でも御購入頂き、周囲に広げて下さい。