知ることからー反撃ののろしを

369826b74978-9a1b-4cc6-a4e3-6890a840b6c9_l 20150505_111727今私たちの目の前で進行している事態の惨状は目を覆うばかりです。 国会を完全に無視した日米新ガイドライン。渡米してアメリカのポチの地位に喜々としている首相。密室の与党協議の結果が、即、法律になると言わんばかりの安保関連法の一括上程。今度は押し切れると臆面もなく出された派遣法改定法案審議での安倍首相の木で鼻をくくったような答弁の数々。 戦後70年、営々として守り築いてきた憲法を柱とする平和主義や国民各層の闘いによって豊かに肉付けしてきた基本的人権が音を立てて崩されようとしています。これまで憲法を守り活かすために活動してきた人々にとっては、その戦後の人生全てを否定されるような屈辱感をぬぐえません。 この事態に、心ある市民は、集会、デモ、アピール、署名等々一斉に声を挙げ、行動を起こしています。 しかし、それにも関わらず、今回の統一地方選挙の結果は、こんな自民党と公明党を勝たせる結果となっています。 知らないのです。国民の中で新聞を購読している世帯が半分にも満たないという事実が示すように、そして私が各地での講演を通して痛感しているように、国民の多くは、憲法の本当の姿も、今進んでいる事態の危険な本質も、知らないのです。 事態の急速な進行には焦りを覚えざるを得ません。しかし知は力なりといいます。彼らが、国民の無知に乗じて、このような無法を押し通そうとするのであるなら、国民の中に知を広げることこそ、遠回りのようでも、今最も急がれる取り組みでは無いでしょうか。 江戸川憲法を読む会では、そうした取り組みの1つとして、6月10日に、前田哲男さんを招いて、一連の安保関連法案の本質についてお話し頂くことにしました。前田さんの分かり易いお話で、戦争法案の内容をしっかり、正確に理解し、そうすることで、今度は、私たち1人1人が、知の理論武装をし、あとになって「こんなことになるとはつゆ知らなかった」という国民が1人でも2人でも少なくなるように、自分の周りで出来ることから始めようではありませんか。 前田哲男講演会 6月10日 午後6時開場 午後6時半開始 船堀タワーホール303号室 主催 江戸川憲法を読む会

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